レスリング女子で2021年東京五輪62キロ級金メダリストの川井友香子(サントリー)が9日、現役続行を表明した。68キロ級で出場した昨年12月の全日本選手権で初戦敗退。今夏のパリ五輪代表を逃した際は進退を保留していた。「あの試合でやめるのは納得がいかない。引退はしない」と明言した。

 既に練習を再開しており、今後の大会出場や階級は検討中だという。26歳の川井は姉の金城梨紗子(サントリー)とともに東京五輪を制覇。能登半島地震に見舞われた故郷の石川県を思い「私や梨紗子がレスリングをしている姿を見て、ほんの少しでも心休まる時があればうれしい」と述べた。